今週のココニコ無農薬野菜セット(7/4~)とレシピ

今週の野菜セット

今週の野菜セットはミニトマト、ナス、ズッキーニ(もしくはきゅうり)、ピーマン、じゃがいも(もしくは玉ねぎ)、アマランサスの葉、キャベツ(真ん中から時計回り)をお届けしています。

梅雨に入ったと思ったら、すぐに梅雨明けで連日真夏日が先週は続きました。その後また梅雨のような日が続いて、今日は気温が高くなりました。

この数年本当に平年という言葉が意味がないくらい天候が安定しません。

私たちのような露地栽培ですともろに天候の影響を受けやすく、色々と考えてはいますが、なかなか厳しいな~と思うところがあります。

真夏日の連続できゅうりやインゲンなどはだいぶ弱ってしまいました。またカボチャもほとんど暑さで割れてしまいました。

またその後の豪雨でナスやピーマンは枝が折れるなど影響が出ています。

先日の集中豪雨の直後の畑近くの写真です。池のようになっています。

最近ウクライナ情勢や原油高などを受けて化学肥料の高騰や家畜の餌代の高騰で農家の経営が厳しくなっているというニュースを目にする機会が多くなっています。

私たちは有機農家なので化学肥料の高騰については影響はないのですが、その他の資材類などは数年前から毎年のように値上がりしており、経費が年々増えています。

先日の農水省の統計では2005年に200万戸あった農業経営体が今年2022年には半分以下の97万戸との報道がありました。

6月に私たちの畑がある江南市の地域農業座談会が開催され、参加したのですが、その資料によると農家担い手の平均年齢は72歳。後継者なしは約6割以上になっています。

これは全国的な傾向と同じで、10年後には農家はさらに減少すると思います。

こういう話をすると農地法を改正して企業の農業への参入をしやすくすればという意見を目にすることがありますが、農業経営体の9割以上を占める個人農家の代わりをすることは不可能ですし、企業は利益がでなければ農業を継続的にやって行くことはできないと思います。

スマート農業や大規模化なども、推進した方が良いとは思いますが、多くの農家にとっては多分リアリティのある話ではないのかなと感じます。

この5年間農家をやってみて思うのは農家に野菜の価格や規格をきめる力が無いというのが、大きな課題なのかなと思います。これだけ様々なものが値上がりしても野菜はけっして値上がりしません。

私たちは有機農家なので価格や規格は自分達で決めています。ただ一方で販売先を自分達で見つけなければいけないという課題も残ります。また私たちも毎日食べる野菜があまりにも高価であってはいけないと思っています。

じゃあどうすれば、に私たちも答えはないのですが、日本の慣行栽培、有機栽培、関係なく真面目に野菜を作っている農家が報われていく、そして自信をもって後継者を見つけていけるような未来を希望しています。

なんか愚痴みたいになってしまいました(^▽^)。最近知り合いの有機農家の方が辞めてしまったという話を聞いたりなど、色々と思うところがあり長々と書いてしまいました。すみません。

今週のゴニョ研さんのレシピ

猛暑の中でも今年はナスが元気です。是非レシピご覧下さい。

なすとひき肉の簡単チーズ焼き・調理は瞬殺・味は感激|ゴニョ研

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